WEB連載

はじめの一歩
山本けんぞう

はじめの一歩を踏み出すほかに、ぼくたちに何ができるだろう──数百万個の地雷が眠るカンボジアの地雷原を舞台にひとりの詩人と、すべてを失いかけた人々が再起に挑む!!
災厄の時代を生きる「ぼくたち」の死と再生の物語。


2012年07月06日

 地雷原の空は、朝ならば、たいがい、うっすら霞んでいる。  光が乱反射して、きらきら流れて見える。 (…)

2012年08月31日

 地雷原の一本道に、大きな樹がある。  そこに、何となく、人が集まる。  道には、他にもたくさん樹が(…)

2012年09月15日

 トーンは、兵士だった。  時々、少年のようにデリケートな笑顔を見せる。  時々、地獄を見て来たよう(…)

2012年10月01日

 ソピアプは、今年33歳になる。  それは、確かだろう。  トーンのように、答えるたびに数字が変わる(…)

2012年10月15日

 トーンとソピアプに、小さな幸せが訪れたかのように見えた。  結婚して、娘のニラム、息子のタノムが産(…)

2012年11月05日

「空が、まだ高いな。とうぶん、雨は来ないね……。」  マムが、言った。  それから、ため息をついて、(…)

2012年12月01日

夢の名残のような青空に、できそこないの入道雲が、浮かんでは、崩れる。 そんな日が続いたら、さあ、いよ(…)

おんなごはん 山田真由美
山田真由美

今宵もあのひとに会いに、店ののれんをくぐれば、「いらっしゃいませ」。
温かくて粋で凛々しい、いつもの笑顔で迎えてくれる、そんな素敵な女性たちが切り盛りする「おんなごはん」の物語を綴っていきたいと思います。


2012年12月01日
「おんなごはん」の物語

 いつのころからか、ひとりでふらりと外で飲み食いをするようになった。お店のひとに顔を憶えてもらえた店(…)

2012年12月01日
「おんなごはん」第1回
酒料理だけではない、
ふくよかな喜びが満ちる和食の実力派

荒木町に誠実な仕事ぶりが光るおんなごはん、あり  新宿区のなかでも荒木町は特別な顔をしている。石畳の(…)

2012年12月01日
「おんなごはん」第2回
看板は、毎日焼く「酒に合うパン」。
酒好きなふたりとの会話がおいしい時間をつくる

誰もが「私のとっておき」と言いたくなる店  横浜といえば中華街? 山下公園? みなとみらい? そんな(…)

2012年12月01日
「おんなごはん」第3回
リストランテ級の素材にこだわり、
気軽な価格と直球な味で楽しませるイタリア酒場

それは、アンチョビバターの驚愕から始まった 「アンチョビバターです」  運ばれてきたひと皿に、パチン(…)

2012年12月01日
「おんなごはん」第4回 
魚は大分、野菜は東北・大阪から。
素材の声にみみをすませたくなる引き算の料理

鍋を見つめる背中が語っているようで。  つい背中に魅入ってしまった。  男は背中で語るというけれど、(…)