連載について

元NHK海外特派員・詩人の山本けんぞうさんの連載です。
山本さんは作家活動と同時に、
現在、NPOの代表としてカンボジアの地雷被害者や
女性高齢者たちの経済的な自立支援活動に取り組んでいます。
内戦時に600万個の地雷が埋設されたと言われる、カンボジアの地雷原。
そこで出逢った、一足のサンダルを分けあう夫婦をめぐる物語です。
この連載は団体の活動から離れて、山本さんが一詩人として表現します。


次回更新予定日:鋭意執筆中。
恐れ入りますがしばらくお待ちください。

(編集部・末澤)

※登場人物は一部仮名とさせていただきますこと
 ご了承ください。

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夢の名残のような青空に、できそこないの入道雲が、浮かんでは、崩れる。
そんな日が続いたら、さあ、いよいよ、種まきだ!

早朝の光が低く射し込んで、耕された土のでこぼこが、くっきり影をつくる。
秘められた文字のようだ。
畑は、自然が記した、とてつもなく大きな手紙だ。
何と書いてあるのか?
暗号だから、ぼくには、まだわからない。
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著者近影
著者プロフィール・山本けんぞう
東京生まれ。詩人・作家。東京大学法学部卒。1984年NHK入局。90~91年テヘラン特派員、92~94年プノンペン特派員、94~2002年パリ特派員。04年退局。現在、カンボジアの地雷原でコットンの 有機栽培を進め、地雷被害者の生活支援活動に従事。著書に『バグダッドのモモ』(アンドリュース・プレス)『きみは金色の雨になる』(平凡社)『あの路』(いせひでこ絵、平凡社)『地雷原のポン』(講談社)など。
NPO法人「地雷原を綿畑に!Nature Saves Cambodia!」
山本さんが共同代表を務めるNPOのホームページはこちらからご覧いただけます。
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